フリースクールに入れたのに通えなかった話|距離とお金の現実

フリースクールに入れたのに通えなかった話|距離とお金の現実 親の気持ち

不登校の子どもをフリースクールに通わせようかどうか悩んでいる親御さんは多いと思います。

我が家も息子を通わせようとしましたが、結局通えませんでした。
理由はシンプルで、距離と費用です。

同じように悩んでいる方に向けて、実際に感じた現実を書きます。


不登校の子どもにフリースクールを考えた理由

息子が不登校になってすぐに探し始めたわけではありませんでした。

当時は息子との関係がひどく悪化していて、まずそちらの改善が先でした。
少しずつ話せるようになってから、「どこか居場所を作ってあげたい」と思って探し始めました。

息子と相談しながら決めたかったので、一緒に見学に行きました。
そこはゲーム持ち込みOKで、みんなで自由にゲームができる場所でした。
不登校でゲームにのめり込んでいた息子には、入りやすい環境だと思いました。

息子の反応は「嫌がる」という感じではなく、「通ってもいいけど…」くらいの温度感でした。1回だけ通ってみました。


フリースクールに通えなかった理由|距離と費用の現実

距離と送迎の負担

通えなかった一番の理由は、フリースクールまでの距離と金銭的な負担でした。

選んだフリースクールは、往復で2時間近くかかる場所にありました。
なぜそこを選んだかというと、一人で通えるようになった時に公共交通機関の便が良かったからでした。

慣れるまでは送迎が必要ですが、その負担がかなり大きかったです。
息子は一人で電車に乗ったことはなかったので電車に乗る練習から始めなければならず、いつまで送迎が必要なのかの見通しが立ちませんでした。
滞在時間より移動時間の方が長くなることもあり、現実的に続けるのは難しいと感じました。

送って行ってからその間どうするか、という問題もありました。
家に帰るには遠すぎるし、かといって近くで待ち続けるのも難しい距離でした。

息子がフリースクールにいる時間より、私が車の中で過ごす時間の方が長くなりそうで、現実的ではないと感じました。

費用と補助制度の現実

さらに費用の問題もありました。
入会金と月額費用がかかりますが、私の住んでいる自治体には補助がなく、全額自己負担でした。

補助金制度については、フリースクールへの支援は自治体によって大きく差があります。
制度がある自治体に住んでいれば選択肢が広がりますが、ない自治体では全額自己負担になります。
これは調べてみるまで知りませんでした。
同じ状況でも、住んでいる場所によって使える選択肢が全然違うという現実があります。

距離かお金、どちらか一方なら何とかなったかもしれません。
でも両方が重なると、続けるのは難しいというのが正直なところでした。

金銭的な負担を考慮しなければオンラインスクールなどもあるし、選択肢は広がると思います。


フリースクール探しで感じた問題点

フリースクールを探し始めて最初に感じたのは、情報が少ないということでした。

ネットで調べても表記が分かりづらかったり、近くにあると思って調べてみたらもう営業していなさそうだったり。
実際に今も運営しているのかどうかが、調べるだけではわかりませんでした。

学校の先生に相談しても、フリースクールについての情報は学校はあまり持っていないようで、具体的な情報は得られませんでした。
どこに相談すればいいのかもわからなくて、手探りで探すしかありませんでした。

不登校支援の情報は、学校よりも自治体の教育相談窓口や不登校支援のNPOの方が詳しいことが多いです。
学校だけでなく、他にも相談先を探していく中で見つかる情報もありました。

通えなかったあとに選んだ支援

「通わせてあげたい」という気持ちはありました。
でも現実的に続けることは難しいと判断して、断念しました。

後悔というより、「仕方ない」という気持ちの方が強かったです。
できないことを無理に続けようとしても、親も子どもも消耗するだけだと思ったから。

その代わりに、自治体の家庭訪問事業を利用することにしました。
支援員の方が定期的に家に来てくれる制度です。
フリースクールだけが居場所ではない。その時にそう気づけたことは良かったと思っています。


家庭訪問支援の内容

フリースクールの代わりに利用したのが、自治体の家庭訪問支援事業でした。支援員の方が週1回、2時間ほど家に来てくれる制度です。

支援員さんの性別や、訪問してもらった時に何をするかは事前に決めることができました。
その子の希望の支援内容に沿った相談員さんを探してもらえるようです。

実際に感じたメリット

我が家の場合はゲームに詳しい少し年上のお兄さんでした。
息子にはこれがとても合っていたようでした。家から出なくていい。
自分の好きなことをしながら話を聞いてもらえる。
頻度も週1回でちょうどよかったみたいで、毎回楽しみにしていました。

学校の出席扱いになる点も助かりました。

家庭訪問支援は自治体によって内容が異なりますが、うちの自治体では無料で利用できました。
フリースクールと比べると費用の面でも大きな違いがありました。
まずは自治体に問い合わせてみると、思わぬ支援が見つかることがあります。

フリースクールが合わないケースもある

今振り返ると、不登校の初期にフリースクールに通う、家から出る、どこかで過ごすというのは、子どもにとってハードルが高かったのかもしれません。
まず家で安心できる関係を作ることの方が、息子には必要だったんだと思います。

家庭訪問支援を受けるようになってから、週1回ですが学校に別室登校ができるようになりました。

フリースクールには通えなかったけれど、別の形で外とのつながりができたのは大きかったと思います。

フリースクール以外にも居場所になる支援はあると感じました。
自治体によって使える支援は違いますが、まず相談してみることで思わぬ選択肢が見つかることもあります。

フリースクールを考えている親御さんへ

フリースクールは一つの選択肢ですが、通わせるには距離や費用など現実的な条件があります。

通えなくても、他の支援を利用することはできます。
私の場合は家庭訪問支援が合っていました。

フリースクールだけにこだわらず、今の状況で使える選択肢を探すことも大事だと感じています。

一人で抱え込まずに、相談できる場所を見つけておくと少し楽になるかもしれません。
学校の先生でも、自治体の窓口でも、不登校支援のNPOでも大丈夫です。

この記事が、同じように悩んでいる方の判断材料のひとつになればと思います。

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