不登校の子にゲーム制限は必要?逆効果になるケースと、やっていい判断基準

ゲームと不登校

不登校の子どもが、学校に行かずにゲームばかりしている。
制限した方がいいのか、それとも見守るべきなのか。

「やめさせたい気持ちはある。でも逆効果になるのも怖い」

正解が分からなくて、何もできないまま時間だけが過ぎていく。
私もそうでした。

実は”やるべきかどうか”は、状況によって変わります。

ゲーム制限が必要になるケース

見守ることが大切とよく言われます。
でも、見守るだけでは対応できないラインがあると思っています。

体調が危険なレベルになっているとき。
食事をほとんど取らない、眠れていない、痩せてきた。息子がそうでした。
見るからに体が心配な状態のときは、ただ見守るだけでは難しいと思います。

暴力や自傷が出ているとき。
自分や家族を傷つける行動が出ているなら、一人で抱えずに専門家や支援機関に相談することも必要だと思います。

昼夜逆転で生活が完全に崩壊しているとき。
昼夜が完全に逆転して、会話もできない状態が続くなら、環境ごと見直す必要があるかもしれません。

こういう状態のときは、ゲームだけの問題ではありません。
まずは体と安全を優先する必要があると感じています。

不登校の子がゲームばかりする理由

不登校の子どもがゲームにのめり込むのは、わがままや怠けではないことが多いと思います。

私が息子を見ていて感じたのは、ゲームが「逃げ場」になっていたということです。

学校に行けない。うまくいかないことが続く。
そんな状況で、ゲームの中だけは自分のペースでいられる。
失敗しても何度でもやり直せる。
現実から離れられる場所として、ゲームにのめり込んでいったのは自然なことだったのかもしれません。

家の中が安心できる場所じゃない。
ゲーム以外に安心できる居場所が他にない。
息子にとっての逃げ場がゲームでした。

自分のペースでいられる。
ゲームの中だけが、誰にも何も言われずにいられる場所になっていたんだと思います。

ゲームを取り上げると逆効果になるケース

実際にやってみて感じたのは、
取り上げても問題は解決しないことが多いということでした。

例えばこんなことが起きました。

・制限すると一気に怒りが爆発する
・親子の言い合いが毎日続く
・隠れてやるようになる
・別のことでストレスを発散しようとする

うちの場合は、制限時間が近づくだけで息子がイライラし始めて、
毎晩のように衝突していました。

ゲームをしているときは落ち着いているのに、
やめさせようとした瞬間に別人みたいになる。

正直、かなりしんどかったです。

ゲームだけを問題として見ていると、必要な対応を見失ってしまうことがあります。
私がまさにそうでした。

ゲームを取り上げた結果はこちら


私が実際にやったことと、うまくいかなかった理由

私も実際に、取り上げたり時間制限をしたことがあります。
でもうまくいかず、むしろ衝突が増えました。

詳しくはこの記事にまとめています。
ゲームを取り上げたらどうなったかはこちら


本当に必要だったのはゲームをやめさせることじゃなかった

「今この子は何でゲームに頼っているのか」
そこを見ないまま制限してもうまくいかないことが多いと感じています。

当時の息子は、家の中で安心できていませんでした。
私自身も余裕を失っていて、向き合えていなかった。
現実に不安を感じていた。

ゲームを減らすことよりも先に必要だったのは、安心できる環境を作ること、話を聞くこと、無理に変えようとしないことだったと思います。

息子のゲーム依存が落ち着いていったのは、ゲームを制限したからではありませんでした。
家族関係が少しずつ改善されていってから、自然とゲームへの執着が薄れていきました。

変わったのはゲームへの向き合い方ではなく、家族の関係だったんだと思います。


不登校の子どもにゲーム制限を考えるときのポイント

一つ経験から言えることがあります。
子どもと一緒にルールを決めても、関係が壊れているときはうまくいきませんでした。

話し合ってルールを決めたはずなのに「そんなこと言ってない、ママが勝手に決めた」と言われる。
紙に書いて貼っておいても「そんなの知らない」と怒りだす。
発狂した息子にルールを書いた紙をぐちゃぐちゃにして捨てられたこともあります。

ルールを作ること自体は悪くないと思います。
でも親子関係が壊れているときに作ったルールは、守られないことが多かったです。
関係が悪い時期にルールを作っても意味がなかった、というのが正直な経験です。

じゃあどうすればよかったのか、経験から感じたことをまとめます。

まず「なぜゲームにのめり込んでいるのか」を考えること。
ゲーム以外に安心できる場所があるかを見ること。
親子関係がどうなっているかを振り返ること。
制限するなら、理由とルールを一緒に考えること。

ゲームだけを問題にしないことが大切だと感じています。


まとめ

不登校の子どもにとってゲームは、ただの娯楽ではなく、心を守る手段になっていることがあります。

だからこそ、やめさせることだけを考えるのではなく、「なぜそこまで頼っているのか」を見ることが大切だと感じています。

遠回りに見えても、そこに目を向けることが結果的に近道になることもありました。

正直に言うと、私はそれに気づいたのは子どもとの関係が変わってからでした。
あとから理解した、というのが本音です。

あの時ゲームにのめり込んでいた息子の姿は異様でした。
そして、それを止めようと必死だった自分の姿も、今でも覚えています。

不登校の子どもがゲームばかりする理由|家庭環境が影響していた実体験

今の息子とは「ゲームは夜12時まで」というルールがあります。
以前は守られなかったのに、今は自分から動くようになりました。

同じルールでも、関係が変わるとここまで違うんだと実感しています。

あの頃は、どうにかしないといけないと思って必死でした。
でも振り返ると、「どうにかしよう」とするほど、うまくいかなかった気がします。

すぐに何かを変えられなくてもいい。
まずは今の状態を、そのまま見てみることからでも十分だったんだと思います。

あの頃の自分に言うなら、まずはゲームの話を否定せずに聞くところからでよかったと思っています。

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